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うつ病と診断されるまで③

苦しさを感じなくなったのは、うつ病の始まりでした。感情がなくなった瞬間でした。


あれほど大好きだったダンスをしても、モヤの中にいるような感覚で楽しいと感じなくなりました。気づけば楽しいと感じることがなくなりました。食事の味もしなくなりました。(当時は、そのことにさえ気付いていませんでしたが)

泣くこともなくなりました。

常に意識がぼんやりとしていて、いつ寝ていて、いつ起きているのか、よくわからなくなりました。

考えがまとまらず、仕事が手につかなくなり、時間がかかるようになりました。言葉も出なくなり、先輩に一つ報告しようとするだけで、半日かかるようになりました。

記憶がとぶようになり、帰り道に縁石に乗り上げ、車をぶつけたこともありました。



そんな状態でも、自分がうつ病と気づくこともなく、ただただ仕事ができないことに焦りながら何とか1日を終える毎日でした。2ヶ月程経った頃、うつ病の症状の書かれた記事を目にする機会があり、ぼんやりと眺めていたところ、自分の症状と完全に一致していることに気づき、その時初めて、「病院に行くべきではないか」と思いましたが、もう冷静な判断ができる状況ではなく、何も手を打てないまま時間が経ちました。


異動からちょうど1年経った頃、仕事中に全く何も考えられなくなり、急に涙が出てきて、止めることもできず、話をすることもできず、数時間、ただただ保健室で泣き続けました。

翌日、数時間かかってやっと、「調子が悪いです」と先輩の先生方に伝えました。


話を聞いてくださり、カウンセリングをすすめてくださり、言われるがまま、予約を入れてカウンセリングを受けることにしました。